編集日録 2006年


2006年12月29日(金)

更新情報

2006年最後の更新になります。 今年も皆様に大変お世話になりました。 来年も何卒よろしくお願い申し上げます。


2006年12月27日(水)

更新情報

本当に久しぶりの更新です。 英語版はK.N.さんのご協力を得ての公開です。 いつも有り難うございます。


2006年12月22日(金)

新譜情報

またまた古い情報で申し訳ありません。 斎藤アンジュ玉藻盤,Yさんから情報をいただきました。 有り難うございます。 レコード芸術誌2007年1月号にも月評欄にすでに載っていました。 斎藤アンジュ玉藻氏の公式Webサイトがあります。

ガヴリエル・リプキン盤もレコード芸術誌の海外盤試聴記に掲載されていました。 リプキン氏の公式Webサイトがあります。 SACD 3枚組のようです。 amazon(Germany, Jaapan, UK, France), およびjpcで購入可能のようです(公式WebサイトのShop参照)。


2006年12月19日(火)

更新情報


2006年12月18日(月)

更新情報


2006年12月15日(金)

リンデン氏の無伴奏チェロ新譜

これも古い情報で申し訳ありません。 だいぶ前から気がついていたのですが,なぜかハルモニア・ムンディから出ている1996年録音の再発売だとばっかり思いこんでいました。 実は2006年録音の新譜だったと,つい最近知って慌ててしまいました(笑)。 新譜が1,000円を切る価格で入手できるとは驚きです(なので再発売と勝手に思いこんでしまったのかもしれません)。


2006年12月13日(水)

更新情報

知人のご厚意で聴かせていただいていた本演奏,やっとCDを手に入れることが出来ましたので再度じっくりと聴き直しました。

新譜・発見盤情報

スパノゲ氏のバッハ無伴奏チェロの情報,とっくにCDショップカデンツァさんやアリアCDさんのサイトで紹介されていて今さらながらの感がありますが... 国内ではマーキュリーさんが輸入販売されるようです(SOLAL SOL002)。 このページでは11月下旬とありますが,トップページでは12月中旬とのことなので,そろそろ出回るのではないかと思います。 amazon.deでも取り扱いがあります。 スパノゲ氏の公式Webサイトがあります。 この公式Webサイトでテレマンのファンタジアのチェロ版があることを発見しました。

マイナルディ盤の情報は,Mさんからいただきました。 有り難うございます。 マイナルディにアルヒーフの全曲盤があるとは知りませんでした。 タワーレコードの企画盤で既発売です(PROA-59/61)。 3枚組で\2,500とのことです。 日本のタワーレコード,がんばってますね。 今後も大いに期待します。

PODIUMレーベルの無伴奏ヴァイオリンCD

ドイツのPODIUMというレーベルからバッハ無伴奏ヴァイオリンを含むCDが何枚かリリースされており以前から気になっていたのですが, ドイツ語のサイトでしかもe-mailで注文しなければならないようで躊躇していました。 意を決して入手に挑戦(大げさな...(^^;),先日ようやく無事に手に入れることが出来ましたので簡単に報告します。

バッハ無伴奏ヴァイオリンが含まれるのは以下のCDです(収録曲は下記リンクをご参照下さい)。

ドイツ語のサイトでしたが英文のe-mailを送ったところ,レーベルのオーナー?と思われるウォルフガング・ウェンデル(Wolfgang Wendel)氏から少し解釈には苦労しましたが何とか通じる英語で返信がありました。 注文と価格確認のやり取りの中で,ウェンデル氏があまりにも熱心に何度もヴェストホフの無伴奏ヴァイオリン全曲のCD(WOW-019-2)を薦めてくるので, その熱意に折れて購入を承諾したところ,無料で付けてくれることになりました(それならそうと早く言って!(^^;;)(ヴェストホフのCDについてはアリアCDさんのPODIUMの頁に詳しく載っています)。 注文が確定するとすぐに発送してくれて,ほんの数日で到着しました。

最初の発送品の中にポゴストキン氏のCDが,注文のものではなく最近のライブのCD-Rが2枚入っていたので(ウェンデル氏としては最近の演奏を聴かせたかったようだ), そうじゃなくってWOW-016が欲しいんだとメールすると,これも追加で送ってくれました(頼みもしないのにまたおまけで一枚付けてくれました)。

メールのやり取り自体にぎこちなさはあるものの,こちらのリクエストに対する反応も素早く,誠実な対応に安心してやり取りをすることが出来ました。 とはいえ,直接のやり取りは何かと不便でリスクもあるので,PODIUMレーベルの取り扱いのあるアリアCDさん等の業者にお願いするのが良いのではないかと思います。 アリアCDさんのPODIUMの頁では上記のCDがリストアップされていませんが,頼めば手に入るものと思います(ですよね?)。

ポゴストキン氏については,公式Webサイトがありました。 2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞とのことです。

なお英文e-mailのやり取りに際し,K.N.さんに多大なご協力をいただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。


2006年12月12日(火)

更新情報


2006年11月21日(火)

更新情報


2006年11月10日(金)

更新情報


2006年11月 5日(日)

更新情報

このCDの情報を下さった斉諧生さんのサイトでは「シュザンナ・ヨーコ・ヘンケル」と表記されています。

発見盤情報

過去,国内盤でPhilipsレーベルから発売されていたものと同じ演奏ではないかと思うのですが,定かではありませんが, ずっと探していて見つからず,ほとんどあきらめていたものです。 eBayで見つけました。

訂正: 当初の情報に誤りがありました。 (誤)Connisseur Society→(正)Connoisseur Society。 (誤)全集→(正)s1,p2(ソナタ第一番,パルティータ第二番)。 申し訳ございません。 Connoisseur SocietyのWebサイトがありましたので,合わせて追記します。 (2007/01/10追記・修正)

未CD化アナログ盤のリストを掲載

バッハ無伴奏ヴァイオリンのページの未所有盤リストに,未CD化のアナログ盤のリストを追加しました(全集だけですが)。 これらのアナログ盤はしばしば某オークション等で見かけるものの,あまりに高価で手が出ず,入手を諦めています。 復刻レーベルの頑張りに期待します。 間違いや他に情報がありましたらご連絡いただけると助かります。


2006年10月27日(金)

更新情報


2006年10月20日(金)

更新情報

ブルーグラス等のフィドルで極めて重要な(そしてクラシックでは絶対に使われない?)chopsという奏法の教則ビデオです。 実演を見る機会がほとんどなく,どうやって弾いているかじっくりと見てみたいと常々思っていた私にとっては願ってもないビデオでした。 chopsのあらゆるテクニックを仔細に観察することが出来ます。 また,そこに収録されている実演も良かった!(でもこんなものをこんなふうに喜ぶのは私くらいか?)

さらに,もう一つ感激したのがその録音! 残響のないスタジオで極めて明瞭にとらえられた楽器音は,私の聴きたい音にかなり近いです。 こんなところでこんな素晴らしい録音に出会えるとは思ってもいませんでした。 「なんだ,こんな録音が好きなのか,へっ」,「クラシックではこんな録音,全く鑑賞向きじゃない」と思われるかもしれませんが, 私はそうは思いません(そう思われても仕方ないかな,とは思いますが)。 弓に励起される弦の振動,楽器本体の振動が肌で感じられるようなこういう録音こそ鑑賞向きだ,と思うのです。 実際に普通のCDでそういう録音がないので,本当にそうだろうかと実は心の奥底で不安に思うこともありましたが, この録音に接して,自分の思いは間違いではなかった,と改めて感じた次第です。


2006年10月18日(水)

ナップスターを試してみる

ご存じの通り,ナップスター・ジャパンタワーレコードと組んで月額定額制の音楽配信を始めました。 私は音楽配信自体はあまり好きではないのですが,この月額定額制というシステムには少し興味を持っています。 私としては,これで音楽を楽しむというよりは,自分の好きな音楽を探すツールとして使えないかと思っているのです。 自分が気になる音楽があれば,とりあえずダウンロードして聴いてみる。 そして,それが気に入ればCDを探して購入する。 こういう使い方です。(やっぱりCDが欲しい!)

もう一つの期待する効果は,購入するCDの当たり確率を高められないか,ということです。 興味を持ってCDを買ってみても,結局期待はずれで聴かないというものが結構たくさんあります。 あらかじめそれなりの音質でフルに聴くことができれば,自分にとって本当にお金を出す価値のあるCDだけを選べるんじゃないか,と思うのです。

私の場合,PCで音楽を聴くことはありませんので,ポータブルプレーヤに転送して聴くことになります。 従って,Napster To Goというコースを選ぶことになり,月額1,980円となります。 果たしてこれが高いのか安いのか,微妙なところではあります。

で,2週間の無料お試し券が手に入ったので,とにかく試してみることにしました。 最初,ちょっとトラブルがあったのですが(Windows Media Player 11βがNGで,10に戻してOKでした),何とか環境が整いました。 しばらく使ってみることにします。 お試し期間が切れた後にまたレポートしたいと思います。

なお,ナップスターに関して,AV Watch 10/17の藤本健の週刊 Digital Audio Laboratoryにインタビュー記事が載っています。


2006年10月13日(金)

更新情報

ジョン・キング氏のウクレレ版は,編曲ものとしては久々のヒットでした。


2006年10月 6日(金)

更新情報

先に取り上げたピカイゼン盤の対極にあるような熱演!


2006年10月 2日(月)

20万アクセス突破 有り難うございます

数日前に20万アクセスを突破しました。 いつも本当に有り難うございます。 相変わらず代わり映えのしない内容で申し訳なく思っておりますが,これからも無理することなくマイペースで, 皆さんのアクセスを励みに続けていきたいと思います。 今後ともよろしくお願い申し上げます。


2006年 9月22日(金)

更新情報

新譜・発見盤情報

スザンナ・ヨーコ・ヘンケル氏の全集は,いつもお世話になっております斉諧生さんからの情報です。 有り難うございます。 ヘンケル氏の公式Webサイトがあります。 ドイツ人の父,日本人の母を持つドイツのヴァイオリニストのようです。 CD Babyで取り扱いがあります。 デジパックなので,送料の安い方のオプションを選んだ方がちょっとだけお得です(^^;;

ジョン・ホロウェイ氏の全集はamazon.comで見つけました。 amazon.comでは10月10日の発売となっています。 ホロウェイ氏の公式Webサイトがあります。

すでに紹介したピカイゼン盤のほか,すでに周知のエルリー盤,なぜかhmv.co.jpでは発売が延び延びになっているフェラス盤など, このところ興味のそそられる全集が目白押しです。 秋から冬にかけて,うれしくもしんどい季節がやってきました(笑)。


2006年 9月15日(金)

更新情報


2006年 9月13日(水)

バロックとトラッドの境界 … バッハ・ミーツ・ケープ・ブレトン

Bach Meets Cape Breton
タイトル バッハ・ミーツ・ケープ・ブレトン(Bach Meets Cape Breton)
アーティスト ポータ・バロック(Puirt a Baroque)
デヴィッド・グリーンバーグ(David Greenberg) (Baroque/Modern Violins)
スコット・マクミラン(Scott Macmillan) (Classical/Steel-String Guitars)
デヴィッド・サンダル(David Sandall) (Harpsichord)
所有盤 Victor VICC-60020 (P)(C)1997 ビクター・エンタテイメント株式会社 (国内盤)

ケープ・ブレトンは,カナダのノヴァ・スコシア州にある島の名前で,ここにはスコットランドからの移民が多く, スコティッシュ・フィドルの伝統が今もなお継承されている土地ということです。 フィドラーのアシュレイ・マックアイザック(右利き用?のヴァイオリンを左利きの構えで弾くらしい!)やナタリー・マクマスターもこの地域の出身です。 このCDでヴァイオリンを弾いているグリーンバーグ氏は,アメリカのインディアナ大学アーリー・ミュージック・インスティテュートでバロック・ヴァイオリンを学んだ後, ケープ・ブレトンのフィドル音楽に興味を持ってカナダに移住し,ケープ・ブレトン・スタイルのフィドルを習得したとのことです。 でもどちらかというとやっぱりクラシック畑の人のようです。

タイトル曲の「バッハ・ミーツ・ケープ・ブレトン」, バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番からロンド形式のガヴォットとブーレ, そして,マルコム・フィンレイのリール,ジョニー・サリバンのリール,プリンス・チャーリーのリール,ヒルダと作ったリール, というトラッドのダンスチューン4曲がメドレーで演奏される計7分ほどの曲です。 バッハのロンド形式のガヴォットは,ソロでほぼ普通に弾かれるのですが, ブーレに入ってチェンバロが加わるとちょっと様子が怪しくなってきます(笑)。 そしてブーレの後半になってギターが加わると,ムズムズする身体を抑えきれなくなってきているかのように次第にダンスリズムへと羽目を外していき, そのままダンスチューンメドレーに突入,ひとしきり盛り上がった後,ブーレの最後の4小節に回帰して静かに終わる,という趣向の曲です。 バロックからトラッドへの橋渡しをブーレの中で見事にやって見せている,これが何とも楽しい!

このCDは,紛れもないケープ・ブレトン流のトラッド・フィドル・アルバムなのですが,中にはパーセルの劇音楽からの編曲やジェミニアーニ伝の曲もあり, これってフィドル奏法だけど,やっぱりバロックなのかなぁ,と思う曲もあります。 いわゆるクラシックとしてのバロック音楽では,舞曲なんだけどこの演奏ではとても踊れないよなぁ,というものが多いのですが, トラッドはまさに踊るための音楽(YouTubeで見たナタリー・マクマスターは,本当に踊りながら弾いていた!)であって, 音楽としては明らかに異なる類のものなのですが(とにかく感じる「リズム」の種類が全く違う),しかし,私の中ではこの二つに非常に相通ずるものを感じています。 音楽のルーツをたどれば,きっと同じところにたどり着くんだろうなぁと... (解説書によると,実際,当時のフィドラーは,パーセルらが作曲したホーンパイプ,エア,ジグなどの舞曲をトラッドの曲と一緒に演奏していたとか)。 そして,実はバロック時代の舞曲の本来の奏法を,伝統を受け継ぎ忠実に守ってきたのは他ならぬアイリッシュ,スコティッシュのフィドラー達だったりするのではないだろうかと。 そんな取り留めのないことを考えながらこのアルバムを聴いています。

長らく私のライブラリの中で眠っていたアルバムでしたが,改めて聴いてみて, これはなかなかいいトラディショナル・フィドル・アルバムじゃないか! と押入の奥から懐かしい宝物を発掘したときのようなちょっとうれしい気分に浸っています。


2006年 9月11日(月)

更新情報


2006年 9月 7日(木)

更新情報


2006年 8月30日(水)

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2006年 8月25日(金)

更新情報


2006年 8月23日(水)

YouTubeでバッハ無伴奏を観てみる

YouTubeで"bach partita"などとキーワード入れて検索してみると, バッハ無伴奏ヴァイオリン関連の映像がいくつも引っ掛かります(もっと良いキーワードがあるかもしれませんが)。 ハイフェッツやミルシテインなど,著名な演奏家の映像もありますが(著作権は大丈夫なのか?...), そういった映像よりも,アマチュアの演奏がいろいろとアップロードされていて,これが何とも面白いのです。

発表会で自分の子供を録画したもの,自室で自分でビデオを回して録画したんじゃないかと思うもの, 技量も様々,エレクトリックギターでの演奏なんかもありました。 画質も音質もひどいものですし,とても鑑賞に耐えうるものではありませんが, こんなのであははと楽しんでみるのも一興かと。 探せばもっと面白いものがあるかもしれません。 という私自身は,あまりこういうことに時間が費やせないのであまり観ることが出来ていません。 こんなことが普通に出来る時代になったんですね...


2006年 8月21日(月)

ニッケル・クリークをさらに聴いてみたが…

7月28日の日録で,「久々に大感激! … ニッケル・クリークを聴く」ということで取り上げたニッケル・クリーク, 調子に乗って,その後のアルバムも聴いてみました。 なお,参考urlは上記の日録をご参照下さい。

Nickel Creek This Side
タイトル This Side
アーティスト ニッケル・クリーク(Nickel Creek)
所有盤 Sugar Hill SUG-CD-3941 (P)(C)2002 Sugar Hill Records (輸入盤)
備考 ゲストとしてバイロン・ハウス(Byron House)(Acoustic Bass),エドガー・メイヤー(Edgar Meyer)(Arco Bass)が参加しています。

セカンドアルバム。 プロデューサは,ファーストアルバムと同じくアリソン・クラウスです。 サウンドの傾向はファーストアルバムに似ていますが,少しポピュラー音楽路線に傾き,にぎやかになっています。 一方,各楽器の見通しの良さ,アコースティック楽器の良さが少し薄れています。 このアルバムで何より残念なのは,私が最も聴きたい器楽アンサンブル曲が1曲目の"Hanging by a Thread"しかないことです。 しかも楽しく痛快な路線ではありません(タイトでカッコ良く,これはこれで良いのですが...)。 その他では,タイトル曲の"This Side"などなかなか良いと思います(あのYouTubeにビデオクリップがあります)。

Nickel Creek Why Should the Fire Die?
タイトル Why Should the Fire Die?
アーティスト ニッケル・クリーク(Nickel Creek)
所有盤 Sugar Hill SUG-CD-3990 (P)(C)2005 Sugar Hill Records (輸入盤)
備考 ゲストとしてマーク・シャッツ(Mark Schatz)(Bass)が参加しています。

サードアルバム。 プロデューサがエリック・バレンタイン,トニー・ベルクという人に代わっています。 サウンドはもう完全にポピュラー路線そのもので,アコースティック楽器の良さはもうほとんど残っていませんし,曲や歌い方も素直さが失われてあまり良い感じがありません。 このアルバムでは器楽アンサンブル曲が3曲入っています。 4曲目の"Scotch & Chocolate"は,静かに始まり途中で加速してロック調に変わる曲で,まずまず楽しめます。 8曲目の"Stumptown"は,スリリングさはないものの実に楽しい佳作で,全作品の中でも最も好きな曲の一つになりました(これはYouTubeでライヴ映像を見ることが出来ます)。 曲が短いのが残念です。 全体的にはあまり好きなアルバムではありませんが,この2曲で辛うじて救われています。

ということで,この2つのアルバム,全体的には期待に反して少々ガッカリだったのですが,冷静に考えてみて,私の場合,ポピュラー系のアルバムでは, アルバム中に1曲または2曲,お気に入りの曲が見つかれば上出来な方なので,そういう意味では当たりと言えるかもしれません。 これからも新しいアルバムが出るたびに買ってしまうんだろうなぁ...


2006年 8月10日(木)

弦楽四重奏が聴きたい! … チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第一番(ボロディン四重奏団)

Tchaikovsky String Quartet (Borodin Quartet)
タイトル チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第一番,第二番
アーティスト ボロディン四重奏団(Borodin Quartet)
ミハイル・コペリマン(Mikhail Kopelman) - 1st Violin
アンドレイ・アブラメンコフ(Andrei Abramenkov) - 2nd Violin
ドミトリ・シェバーリン(Dmitri Shebalin) - Viola
ヴァレンティン・ベルリンスキー(Valentin Berlinsky) - Violoncello
録音データ 録音:1979年12月(第一番),1978年4月(第二番),モスクワ
所有盤 VDC-1139 (P)1986 ビクター音楽産業株式会社 (国内盤) (メロディア原盤)
備考 参考url:ボロディン四重奏団(ウィキペディア)

チャイコフスキーの第一番は私の大好きな弦楽四重奏曲の一つ。 第二楽章の「アンダンテ・カンタービレ」が有名ですが,どちらかといえば他の楽章を好んで聴きます。 第二番,第三番は私には濃すぎるのか,まだその面白さを理解できていません。

この演奏に最初に触れたのはアナログ盤の時代(おそらく20年くらい前),この演奏ばかりを聴きいてきたので,完全に刷り込まれています。 音楽の頂点に向かって鮮やかにギアチェンジし,キュッキュッと小気味よく加速していく, 4つの楽器がある時は一つの生き物のように溶け合い呼吸し(この響きには本当に惚れ惚れします), ある時は競うように掛け合い, そして,そんな歯切れの良さ,意気を持ちながらも,どこか垢抜けない素朴な魅力に溢れている... チャイコフスキーのこの弦楽四重奏曲にぴったりとはまっています。 第一楽章の展開部の頂点へ向かう盛り上がり,コーダでの推進力,うーん,素晴らしい! 感動!

このCDは,演奏の良さもさることながら,その録音の良さでも光っています(もちろんオーディオ的なクオリティが高いという意味ではありません)。 響きが全くないとは言いませんが,余分な響きが感じられず,雑味が全くありません。 クリアな楽器音が実に気持ちいい。 一方,録音された場の雰囲気,音像配置の自然さなどは希薄ですが, 私の場合,これらの要素よりもまず個々の楽器音の明瞭さが第一優先なので,あまり問題ではありません。 私が所有している弦楽四重奏のCDの中でもかなり良い部類に入るのではないかと思います。

なお,同じメンバーによる全集がTELDECレーベルからもリリースされています(ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCS-10837/8 国内盤 2枚組)。 こちらは1993年の録音です。 上記の演奏に比べ,より彫りが深く円熟した印象を受けますが,小気味よさ,推進力は影を潜めてしまっています。 この弦楽四重奏曲に円熟した表現や洗練された表現は似合わない気がします。 素朴で垢抜けない1979年の録音の方が私は数段好きです。 楽器音が残響にまみれて明瞭感に乏しい録音もマイナス要因です。

他にはアマデウス四重奏団(ポリドール(DG) POCG-2768 国内盤 1979年録音)とエマーソン四重奏団(DG 427 618-2 輸入盤 1984年録音)を聴いてみました。 アマデウス四重奏団はやっぱりここでもアマデウス四重奏団でした。 ここぞというところで前に行かず歌ってしまう,この四重奏団の強いキャラクターが前に出すぎているという印象です。 エマーソン四重奏団はキレよく音楽を進めていくのですが,全体に響きが美しくなく肌触りがガサガサなのが好きになれません。 しかし,それ以前に,ソナタ形式の提示部のリピートを省略している時点でNGです(第一楽章,第四楽章)。 1カッコに入って再び曲の先頭に戻る,この瞬間が大好きなのです。 単に繰り返す以上の意味を持った重要な音楽の一部を簡単に切り捨ててしまうのは許せません! リピートをしていないとわかった時点でガックリきてそれ以降聴く気がしません。

ということで,今のところ私の中では,ボロディン四重奏団の1979年の録音が突出しています。 好きな曲なので他の演奏もいろいろと聴いてみたいと思うのですが,結局これに戻ってくるんじゃないかと思い, 手が出せていません(ある意味幸せだと思うのですが)。


2006年 8月 9日(水)

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2006年 8月 8日(火)

更新情報


2006年 8月 2日(水)

更新情報


2006年 7月28日(金)

もう少し何か書いてみようかと...

このWebサイトを始めてから,ひたすらバッハの無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロに浸る毎日がもう何年も続いており, それは今も変わっていません。 とはいえ,それ以外の音楽も当然聴いているわけで,時々そんな音楽についてもサイト上で触れてみたくなってきます。 そんなわけで,無伴奏関連の更新に影響の出ない範囲で,もう少し日常的に音楽や録音に関することなど書いてみようかと。

「影響のでない範囲で」なんて言いつつ,今週は下記のニッケル・クリークと,もう一枚のCDにはまってしまいました(こちらはまた後日)... いつまで続けられることやら...

久々に大感激! … ニッケル・クリークを聴く

Nickel Creek
タイトル ニッケル・クリーク(Nickel Creek)
アーティスト ニッケル・クリーク(Nickel Creek)
所有盤 Sugar Hill SUG-SACD-3970 (P)(C)2003 Sugar Hill Records (輸入盤)
SACD Hybrid盤(CD Stereo/SACD Multi-ch/SACD Stereo)
備考 参考url: 公式WebサイトSugar Hill Recordsワーナー・ミュージック・ジャパン

ジャンルでいえば「ブルーグラス」になります。 フラットマンドリンのクリス・シーリー(Chris Thile),フィドルのサラ・ワトキンス(Sara Watkins),ギターのショーン・ワトキンス(Sean Watkins)の3人組で, まだ20歳代前半(アルバムリリース当時)の若いグループですが,10年以上のキャリアを持つ実力派です。 このCDは,Sugar Hillレーベルでのデビュー作で,アリソン・クラウスのプロデュース, クリス・シーリーの父親のスコット・シーリー(Scott Thile)がベースで加わっています。

演奏は,フラットマンドリン,フィドル,ギターのアンサンブルが基本です。 ヴォーカルの加わる曲は比較的落ち着いた爽やかなフォーク調のものが多いのですが,インストゥルメンタルはトラッドっぽく,軽快でスピード感にあふれ, その推進力,一糸乱れぬアンサンブルには圧倒されます(一発録りではないとは思いますが)。 各人の技量もたいしたものです(特にマンドリンが超絶的!)。 中でも1曲目の"Ode To A Butterfly"と4曲目の"House Of Tom Bombadil"のスリリングなアンサンブル, マンドリンの歯切れの良いカッティング(と言うのかな?)が胸のすく11曲目の"The Fox"が大好きです。

ブルーグラスは比較的好きな分野ですが,それほど熱心に聴いているわけではなく(実はダロール・アンガー周辺とアリソン・クラウスくらいしか知らなかったりする), このCDも知人に「面白いのがあるよ」と教えてもらったものですが, 私にとって久々の大ヒットでした。 理屈抜きに楽しい,痛快爽快なアルバムです。

ちなみに,今話題のYouTubeでニッケル・クリークの映像が見られます。 特にこのライヴ映像がユーモアたっぷりで大好きです。 ブルーグラスのライヴの楽しさが伝わってきます(ナマで見てみたい!)。 よろしければご覧下さい。


2006年 7月21日(金)

更新情報

すごく久しぶり(1年半以上!)の更新です(^^;


2006年 7月20日(木)

更新情報


2006年 7月19日(水)

更新情報


2006年 7月14日(金)

ミホール・オ・ドーナル氏の訃報

ボシーバンドやナイトノイズで活躍されていたギタリストのミホール・オ・ドーナル(Micheál Ó Domhnaill)氏の訃報を見つけました。 2006年7月9日,54歳とのことです。 密かにナイトノイズの復活を期待していたのですが,これで望みはなくなりました。 残念です。 ご冥福をお祈りします。

少し気になったので,他のメンバーも確認してみたのですが,フィドルのジョン・カニンハム(Johnny Cunningham)氏が2003年にすでに亡くなられていたということがわかりました。 この時点でもうすでに復活はなかったのですね...

編集日録の記入方法を少し変えました

従来「最近の日録」のページにまず記入し,1ヶ月後くらいにその年のページに移していましたが, 今後はその年のページに直接書き込むことにします。 今までの「最近の日録」ページにアクセスすると,最新の年の日録に自動的にジャンプするようにしていますので, 特に支障はないと思います。 今回の変更は,記事への直リンクを張ってもらいやすくするのが目的です(タイトルが記事へのURLになっています)。

最近流行のブログでは記事ごとに自動的にIDが付くので直リンクが容易なのですが, 私の場合,HTMLをテキストエディタでちまちま書いているので, このような苦肉の策となってしまいました(ブログよりもこのやり方の方が性に合っていますので)。


2006年 7月10日(月)

更新情報


2006年 6月28日(水)

発見盤情報

京都のJEUGIA 三条本店での発見盤です。 能宗氏は大阪出身,東京芸術大学卒業(解説書より)。 発売元/製造元がSC企画とありますが,かなり自主製作っぽいです。 LIVEレコーディングで,つなぎ無しの一発録音,とあります。


2006年 6月26日(月)

更新情報


2006年 6月23日(金)

ダウンロード購入初体験 寺神戸亮さんのバッハ無伴奏チェロ!(その2)

寺神戸さんの無伴奏チェロのダウンロード購入についてもう少し詳しく報告します。

私が購入したのは「アルバム一括購入」(1,575円 62分43秒)です。 ダウンロード購入ボタンを押すと,いきなりファイルのダウンロードが始まります。 ファイルサイズは86.5MBで,zip圧縮ファイル(1ファイル)になっています。 この時点では課金されず,ダウンロードし放題です。 zipファイルを解凍すると,3つの組曲とアンコール1曲の4つのWMA(Windows Media Audio)ファイルが現れます。

配信は,WM DRM(Windows Media Digital Rights Management)を使って行われますので,Macでは聴くことができません(と書いてあります)。 WMAファイルをWMP(Windows Media Player)で再生しようとしたときに,WMPがライセンスを取りにインターネットにつなげようとします。 このときに始めて課金の手続きが始まります。

詳しい手順はうろ覚えですが,おおよそ下記の流れになります。 まずどれか1つのWMAファイルをダブルクリックしてWMPで再生開始状態にもっていくと,ビラビッシモ!のログイン画面が現れます。 登録していないので,まず登録を行います。 かなり詳しい個人情報の入力を求められます。 そして最後にクレジットカードの登録を行い,課金してよいかという問いにOKすると課金され, WMPがライセンスを取得して再生が開始されます。 4つのファイルがありますが,上記の操作で4つのファイル全てが再生可になります。

音楽ファイルの圧縮エンコーダはWindows Media Audioで,ビットレートは192kbpsです。 ファイルのプロパティでライセンスを確認すると, (1)再生回数無制限,(2)共同再生不許可,(3)CD書き込み残りあと36回,(4)同期不可,(5)ライセンスバックアップ不可, となっています(文言は異なります)。

(2)は意味がよくわかりません。 (3)はすでにCDに1回書き出した後なので,元々は37回だったのかもしれません(十分すぎる回数あります)。 (4)はWM DRM対応のポータブルプレーヤの書き出しも許可していない,という意味だと思います。 (5)はたとえばPCを買い換えたりしたときに,権利を移すことが出来ない, ということを意味しているように思えますが,詳しくはもう少し調べてみないとわかりません。 一体どういう制限があるのか,サイトを詳しく調べれば書いてあるのでしょうけれど, 購入前に一目でわかるようにしておいて欲しいところです。

私はパソコンでは音楽を聴かないので,CDに書き出す機能を使いCD化して聴いています。 組曲まるごと1つのファイルになっているので,楽章間に音の不連続はありません。 その代わりに楽章毎にトラックに分かれていない不便さはあります。 音質的にはWMA 192kbpsということで,WMAで普通に使える最高ビットレートであり,細かいことをいわなければ十分な音質であると思います(音質的にはむしろ録音そのものの方が問題)。

CD化して聴けるということで,多少の手間はかかりますが,私としてはパッケージのCDと最終的には同じ感覚で聴くことができるようになりました。 私の場合は,結局パソコン上で保存するのではなく,このCDの状態で保存することになるのですが,そうなると, きちんとしたケースがない,ジャケットや解説もない,という状態ですので, これに1,575円も払ったのかと思うと少しすっきりしない気分です(もちろんこれは音楽そのものに対する対価なのですが...)。 せめてカバーピクチャと曲目一覧,録音データのpdfファイルくらい付けておいて欲しかったと思います。 もしパッケージCDと配信の両方があるなら,少しぐらい安くても配信を買いたいとは思いません。 今回のように,CD化されないライヴであれば配信の意義は大きいと思います。 ただ,感覚的にはもう少し安くして欲しい,というのが正直な感想です。

ということで,少しでもこの情報がお役にたれてば幸いです。 乱文失礼しました。


2006年 6月21日(水)

ダウンロード購入初体験 寺神戸亮さんのバッハ無伴奏チェロ!

インターネットでのダウンロード購入を始めて体験しました。 しかも,寺神戸亮さんのバッハ無伴奏チェロ組曲です!(第一番〜第三番)

ぶらあぼ音楽配信サイト ブラビッシモ!での販売です。 目白バロック音楽祭2006の6月15日のプログラム(目白聖公会)のライブ録音で, 2006年9月16日までの期間限定配信とのことです。 寺神戸さんの公式サイトによると, 7月2日(日) 22:00 NHK教育「芸術劇場」で放送されるとのことです。

寺神戸さんは,ここではヴァイオリンではなく,ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという「肩にかけるチェロ」を使って演奏されています。 楽器について,演奏会の中での説明されたそうで,この音声の配信も同サイトで行われています(こちらは無料)。

ということで,とにかくダウンロード購入してみました。 詳しくは後日また報告します。 それにしても,演奏会から販売までの期間の短さは配信ならではですね。


2006年 6月20日(火)

バッハ無伴奏 トーテンベルク盤 入手しました!

2005年10月19日の編集日録で入手不可としてご紹介しておりましたバッハ無伴奏ヴァイオリンのローマン・トーテンベルク(Roman Totenberg)盤, MさんよりeBayのショップに出ていますよ,とご連絡いただき,無事入手することが出来ました。 もうすっかりあきらめていたところにこのうれしいお知らせ,感謝感激です。 有り難うございます!

取り扱いはドイツのショップのようで,注文後ちょうど一週間で到着しました。 3枚の分売で,費用がそれなりにかかってしまうのが難点ですが...

解説書に録音データが見あたらないので,いつの録音か判然としませんが, ステレオ録音で,"DAD"という表記(デジタル録音,アナログ編集)を信用すれば, それほど古い録音ではないように思います(もしご存じの方がおられましたら教えていただけると助かります)。 演奏時間がわずかにCD2枚に収まらないので3枚になっているようです。

このCDですが,各楽章毎のトラック分割がされておらず,1組曲1トラックになっており,ちょっと扱いづらいところがあります。 通して聴く分には問題ないのですが...


2006年 6月19日(月)

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2006年 6月 9日(金)

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2006年 6月 7日(水)

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また,以前掲載しておりましたSony MDR-7509ですが, 新機種のMDR-7509HDにモデルチェンジしていましたので,その情報を追記しました。


2006年 6月 2日(金)

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2006年 5月31日(水)

発見盤情報

イタリアの通販ショップLa Bottega Discanticaでの発見盤です。 解説書によると,このCDの売り上げは,SOS Children's Villagesという団体?に寄付されるとのことです(詳細理解していません)。

サイトがイタリア語(一部英語も使われているが肝心なところがイタリア語...)でわかりにくいのですが, 手順は普通の通販とそれほど変わりなく,何とか注文できました。 注文後は,注文の確認,入手可否,発送のメールが順次届いたので,比較的安心して到着を待つことが出来ました。 発送連絡のあと,約10日で着きました。

実はこのうちの一枚がhmv.co.jpにもリストアップされており,だいぶ前に注文していたのですが, 全然入荷する気配なかったので諦めてWebで探してみたところ,上記の通販サイトで見つけて無事入手できた次第です。 しかも分売のもう一枚も発見,全集として入手することができラッキーでした。 ちなみにVNP(Vest-Norsk Plateselskap)はノルウェーのレーベルのようです。


2006年 5月26日(金)

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2006年 5月22日(月)

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2006年 5月21日(日)

シカゴ交響楽団のショップからの返金

5月10日の日録で紹介しました,シカゴ交響楽団のメンバーによるバッハ無伴奏チェロのCD購入の件, 伝票に送料の一部$119.66を返金する,とあったので待っていたのですが,今日やっと返金を確認できました。 円高の影響で日本円に換算したときの金額が少し(300円くらい...結構大きい)減ってしまいましたが(笑),無事返金されてホッとしました。

なかなか返金を確認できなかったので何度かメールで問い合わせし,「週末までに返金する」「今日手続きした」と,まるでそば屋の出前みたいなやり取りでしたが, 返事自体は数分で返信されてきて,内容も誠意あるものでした。 シカゴ交響楽団というメジャーなオーケストラのショップで信用できないということはないと思いますし, そもそも手書きで「返金する」と書いてあり,その上で対応を怠るということはないでしょうから, 最初から心配する事はなかったのかもしれません。

ということで一件落着です。 (でも皆さんがもしご利用される場合は自己責任でお願いしますね。)


2006年 5月15日(月)

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2006年 5月10日(水)

発見盤情報

シカゴ交響楽団Shop Symphony Storeでの発見盤です。 チェロ,ヴィオラによる演奏が各1曲ずつ収録されています。 Richard Hirschl氏とRchard Ferrin氏の二人は共にシカゴ交響楽団のメンバーで,ベルリンでの演奏旅行の合間に, テルデックの管理するベルリンの歴史的ホール(?)で録音された,とあります。

チェロによる演奏が1曲だけであり,半ば番外的なCDなので購入しようか迷ったのですが,値段も$14.99でそれほど高くないため購入することにしました。 注文は普通に滞りなく終わり,やれやれと思っているうちに注文確認メールが届いたので中身をみてみると... なんと送料が$134.66もかかっているではないですか! 合計で$149.65!! 多分注文中の確認画面で表示が出ていたんでしょうけど,見逃したのでしょう。 こんなに高いとわかったら絶対に注文しません。

まあ注文してしまったものは仕方がない,$134もかかる発送手段とはいったいどんなものなのか, 話のネタにでもするかとあきらめて到着を待ち,先日,約6日ほどで届きました。 見かけは普通郵便です。 で,中に入っている伝票をみると,担当者と思われる人の手書きで, 「安い発送手段があったので,それで送る。$119.66を返金する。最終的な金額は$29.99です。」, と書いてありました。 結局送料は$15,それでも送料としてはかなり高いと思いますが...

念のためクレジットカードの課金を調べてみると,$149.65が課金されていましたが,$119.66の返金はまだのようでした。 「いつ返金してもらえるのか?」とメールで問い合わせたところ,「今週中に処理するので待ってくれ」と速攻で返事がありました。

現時点でまだ処理されていないようなので安心は出来ないのですが, どこかの怪しいショップではないのできちんと対応してくれることを期待しています(返金が確認できたらまた報告します)。 結局なんで元々の送料があんなに高かったのか謎のままですが,とにかく法外な金額を取られることだけは避けられそうで,やれやれというところです。 皆さんもご注意を。


2006年 5月 5日(金)

Webサイト開設4周年

バッハの無伴奏ヴァイオリンのページを最初に公開してから丸4年になりました。 いつも立ち寄ってくださる皆様に改めて感謝申し上げます。 この4年間を振り返ってみて,う〜ん,ちっとも進歩していないな,と思いますが, 無理せず,背伸びせず,自己満足を最優先に(^^);, コツコツと続けていきたいと思っています。 今後ともよろしくお願い致します。


2006年 4月28日(金)

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2006年 4月26日(水)

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2006年 4月14日(金)

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2006年 4月13日(木)

ペラシー氏新譜! モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集

フランスのヴァイオリニスト,フレデリック・ペラシー氏の待望のソロでの新譜が発売されました! モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集で,K.296, K.304, K.378, K.526が収められています。 K.304とK.378は再録音です。 今度もまた2枚組で,1枚は通常のCD,もう一枚は同じ内容でDTS 5.1chのCDというちょっと変わったパッケージになっています。


2006年 4月12日(水)

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発見盤情報

amazon.comでの発見盤です。 ヨッチェヴァ氏の公式Webサイトがあります。 ブルガリア出身で,現在はカナダで活動されているようです。 公式Webサイトのディスコグラフィには載っていませんが,2001年にNo.1,3,5を録音しています(Gega new GD 279)。 これとは異なる新録音のようです。


2006年 4月11日(火)

発見盤情報

CD Babyでの発見盤です(試聴できます)。 自主製作のようです。

ヘッドホンアンプ Dr.DACの充電池がOFFでもすぐに消耗する件について

試聴機器紹介のページで紹介しておりますヘッドホンアンプDr.DACの充電池について, 電源OFF状態で放置していると数日で空になってしまう症状について,簡単ではありますがレポートを追記しましたのでご参照下さい。


2006年 4月 4日(火)

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2006年 3月29日(水)

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2006年 3月28日(火)

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2006年 3月23日(木)

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2006年 3月17日(金)

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2006年 3月15日(水)

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2006年 3月 8日(水)

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でも感想は保留とさせていただきました...(「保留」というか「あきらめた」に近い)。


2006年 3月 1日(水)

分売セットをBOX化する紙製CD BOXケースの試作

CDの収納スペースは私にとって深刻な問題です。 聴く頻度の低いCDは,プラスチックケースを捨て,タワーレコード等で売っているソフトケースや, 100円ショップのダイソーで売っている4枚収納可能なSIFOTY CASE(2005年2月1日の日録参照)などを使って減量を図ってきました。 ただ分売になっているものは,解説書などを含めセットとしてすっきりと収まらない場合が多く, どうしたらうまく減量できるか長い間思案していました。 CD用のケース以外にも使えるものがないかいろいろと探していたのですが,結局ふさわしいものを見つけることが出来ず, それなら自分でつくってやれ,と思い立ったのが紙製CD BOXケース試作のきっかけです。

CD BOX SET
8枚組分売セット
CD BOX SET
試作したCD BOXケース

試しに,ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集の分売8枚組(スメタナ四重奏団)と, モーツアルトの弦楽四重奏曲「ハイドンセット」の分売3枚組(エマーソン四重奏団)を収めるケースを試作してみたところ, それなりにうまく出来ましたので,同じ悩みを持つ方の何かの参考になるかもしれないと思い,恥ずかしながら公開することにしました。 目標は,厚みで1/3〜1/4です。 ベートーヴェンの分売セットと完成写真は左図(クリックすると拡大されます)を,モーツァルトはこちら(分売セット完成写真)をご参照下さい。

BOXを作るといっても,市販のCD BOXセットのような立派な紙箱を作るのは骨が折れますので,出来るだけ簡単に作れるよう, 1枚の紙を折り曲げて,数カ所を糊付けするだけの簡単な構造にしました。 展開図および製作説明図を示します。 縦横サイズは一般的なプラスチック製のCDケースとほぼ同じです。 どのくらいの厚みを持たせるかで収容枚数が決まりますが,解説書の厚みにも依存しますので一概に言えませんが,2〜3mm/枚がひとつの目安になると思います。 今回は,8枚組についてはA=19mm(仕上がり厚約20mm),3枚組については図中のA=7mm(仕上がり厚約8mm)で試作しています。 従って,それぞれ約1/4, 1/3.75の減量になります。

製作においては,使用する紙がひとつのポイントになります。 そこそこしっかりしていないと耐久性が確保できないので,ある程度の厚さのある紙を使う必要があります。 厚手のケント紙を使えば美しく仕上げることが出来ると思うのですが,入手性が悪く,また結構高くついてしまいますので, 入手容易な厚紙として,A4サイズの紙ファイルを解体して使うことにしました。 A4用紙を縦にしたときに,横を綴じるA4-Sタイプと上を綴じるA4-Eタイプの2種類がありますが,紙の繊維(流れ目)方向を考えると, 上を綴じるA4-Eタイプが向いているように思います。 100円ショップのダイソーでは3冊100円で売っており,1冊から用紙2枚取れますので,100円で6個のBOXを作ることができます。 この紙ファイルを使うと,用紙サイズがA4よりも少し大きめなので,A=24mm(2枚組のプラスチックケース相当)くらい厚さまで何とか作ることが出来ます。

CDそのものは,不織布ケースに収めてから収納しています。 私はサンワ・サプライの両面タイプものを使っていますが,そのままだとBOXケースに収まりきらないので,上部をカットしています。

最後の仕上げとして,BOXケースの背面となる部分にカラープリンタで印刷したタイトルを貼り付けます。 レーベルに合わせたデザインにすると,棚に収めたときにそれなりの見栄えになります。 汚れたりはがれたりしやすそうなので,保護のために図書館などでよく使われているブックコートフィルムのような透明フィルムを上から貼ってみても良いかもしれません。

精度良く作らないと立て付けが悪くなってしまいますので,丁寧な作業が要求されます。 また,展開図をプリンタで用紙に直接印刷できれば良いのですが,厚すぎてプリンタにセットできないので, 手作業で製図しないといけないというのもちょっと面倒です。 製作時間は慣れても20分くらいはかかります。 私は紙工作が嫌いではないので製作自体は苦になりませんが, きれいに作って出来映えを楽しむ,減量に喜びを感じる,くらいの自己満足の気持ちでやらないとやってられないと思います(^^;。

今回は分売8枚組用と分売3枚組用を製作しましたが,A=4mm(仕上がり厚約5mm)で分売2枚組用も試作してみました(完成写真)。 分売2枚組でも収納スペースを1/4に出来ますが... 大抵2in1タイプのプラスチックケースに収まるので,ここまでやる必要はあまりないかもしれません。

ということでご参考に(ならないか?)。 他にもっと良いアイデアがありましたらご伝授ください。 次は,ハガキ厚くらいの用紙を使って(これならプリンタで直接印刷できる), 1枚用のスリムケース(A=2〜2.5mmくらいか?)を作ってみたいと思っていますが... うまく出来たらまた報告します。



2006年 2月28日(火)

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2006年 2月17日(金)

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2006年 2月12日(日)

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発見盤情報

フルート・ソロによる演奏です。 奏者の日本語表記には全く自信がありません。 こちらで見つけました。 どこで購入できるかしばらくわからなかったのですが,amazon.comのマーケットプレイスで取り扱いがあり,こちらから入手できました。 "Suites & Partita"ということで,パルティータBWV 1013もカップリングされています。

このCD,1枚目は普通のCDですが,2枚目がちょっとおかしいです。 プレーヤに入れて再生すると,いきなり25トラック目からスタートします。 1枚目が24トラックなので,その続きという意図のようです。 詳しくはわからないのですが,25トラックの前に24トラック分のダミートラックが入っているようで, 普通のCDプレーヤは,再生できないトラックとしてスキップし,いきなり25トラックに行ってしまうようです。 多くの音楽系PCソフトでは,このCDを認識できませんでした。 また,トラックの途中で音飛びしたり(これはマスタリングの問題に思えます),音楽CDとしての出来が良くありません。 よけいなことをせず,普通にきちんとつくって欲しいものです(怒)。


2006年 2月 3日(金)

「オーディオ製品試用記」ページを作成しました

試聴機器紹介のページに引き続き, オーディオ製品試用記のページを作成しました。 現在の試聴システムに至るまでに試した機器などについて紹介していきたいと思っています。 ヘッドホンが中心になります。 最初はソニーのプロ用モニターヘッドホンMDR-7509を取り上げました。 少しでも何かの参考になれば幸いです。


2006年 2月 1日(水)

更新情報

新譜(?)情報

木村氏の公式Webサイトがあります。 自主制作盤のようです。 レコード芸術2月号に広告が載っており,郵便振込で代金を送ったところ,数日で送付されてきました。 サクソフォンによる演奏で,第一番から第五番までがアルト,第六番はアルト,テナー,バリトンの多重録音になっています。

何よりも特徴的なのはその録音で,スタジオやホールではなく,自然環境の中で録音されていることです。 一曲ごとに場所を変えて録音されており,虫や鳥の声,波の音などの環境音も一緒に取り込まれています。 録音の場所にもよりますが,全くのオープンスペースなので,残響がほとんどなく(第五番は少し反響が感じられますが),私にとっては非常に興味深い録音です。


2006年 1月26日(木)

更新情報


2006年 1月23日(月)

「試聴機器紹介」ページを作成しました

当サイトのCD試聴記にて試聴評価も行っていますので,一度どのような環境で試聴しているのか紹介しておかなければと思い, 試聴機器紹介のページを作成しました。 たいした機器を使っておらず(一部怪しい機器あり),お恥ずかしい限りですが...

ご覧いただければわかりますが,試聴はヘッドホンで行っていますので,スピーカで聴いたときとは少し違うものになる可能性はあります。 ただ,私の評価の観点からして,スピーカで評価を行ってもそれほど大きくずれることはないと思っています。


2006年 1月19日(木)

更新情報

最初の頃に感想を掲載した千住さんの演奏をじっくり聴き直し,感想を全面的に書き直しました。 以前聴いたときより随分印象が良かったです。 長い間良くない点を付けたままで申し訳なかったと思います。 聴き手の受け取り方も刻々と変化し続けているんだということで,ご勘弁下さい。

ということもあって,じっくり聴き直したい演奏がたくさんあるのですが...


2006年 1月18日(水)

ペラシー氏新譜!

フランスのヴァイオリニスト,フレデリック・ペラシー氏の新譜が発売されています。 曲目はペラシー氏のページをご覧下さい。 ヴァイオリン2本,チェロ,オルガンの室内楽ですが,オルガンが主役といった感じがします。 2枚組で,1枚は通常のCD,もう一枚は同じ内容でDTS 5.1chのCDというちょっと変わったパッケージになっています。


2006年 1月17日(火)

発見盤情報

SBさんから情報をいただきました。 有り難うございました。

ティム・ヒュー氏はナクソスから多くの録音をリリースしているイギリスのチェリスト。 公式Webサイトがあります。 発売元のKevin Mayhewは出版社ではないかと思います。 バッハ無伴奏チェロのCDはこちらに掲載されており,ここから入手できました。 SBさんによると,このCDとセットとなるティム・ヒュー氏校訂の楽譜があるとのことです(確かにそれらしいのがありました)。 録音年は明記されていませんが,(P)(C)2005,発売は2005年5月とのことで,最近の録音であろうと思います。


2006年 1月13日(金)

更新情報


2006年 1月 6日(金)

皆さんの暖かいご支援を心の支えに,細々ながらもサイト運営を続け,何とか今年も無事に新しい年を迎えることが出来ました。 本当に有り難うございます。

「今年こそはバッハ無伴奏ヴァイオリンの二巡目を」と,毎年年初にそう思いながら,それが果たせるどころか未記入盤がたまる一方。 今年は未記入盤を差し置いてでも少しずつ聴き直ししていきたいと思っていますが...(やっぱり無理かな...)。 また昨年は,ペラシー氏のページやその他ポピュラー系のページ更新もほとんど出来ていなかったので, こちらも少しずつ更新を心がけていきたいと思っております。

ということで,本年も何卒よろしくお願い致します。

更新情報

このオリヴェイラ盤,いつもお世話になっておりますLBさんから情報をいただき,無事入手することができました。 有り難うございました。 私はamazon.comから入手しましたが,注文から入手まで5ヶ月以上かかりました。 UKのタワーレコードにもリストアップされているようです。