編集日録 2004年


2004年12月29日(水)

更新情報


2004年12月27日(月)

更新情報


2004年12月21日(火)

新譜情報

いつもお世話になっておりますCDショップ カデンツァからの情報です。 DECCA原盤。


2004年12月16日(木)

更新情報


2004年12月14日(火)

発見盤情報

レーベルのホームページに演奏者の紹介が, また,バッハのCDの紹介も掲載されています。 購入方法が書いてありますが,amazon.comからも購入可能のようです(送料含めてもamazon.comの方がなぜか安い!)。 前述のCDの紹介ページに短いDurham Spectator氏によるレビューが掲載されており,K.N.さんに日本語訳していただきました。 また,amazon.comにもCDの紹介が掲載されており,その後半部分を同じくK.N.さんに日本語訳していただきました。 以下,紹介致します。

「このバッハ演奏は,まだ渇ききらない手書き草稿を初めて音にしたかのようだった。 それほどまでに興味深く素晴らしい演奏である。」 - Durham Spectator (バッハのCD紹介ページより,K.N.氏訳)
「現代においてはこの作品には,ゆったりしたロマンティックな現代的アプローチから透明感のある軽やかな古楽器の専門家によるアプローチまでさまざまな演奏スタイルがある。 このサイバーファンクスの録音では両者がこれまでにないほど見事に融合している。 楽器はバッハの時代の1755年製のガブリエリであり,当時の音楽の伝統様式を現代の弓を用いて見事なテクニックでまとめあげている。 評論家の一人は『ランズデールの成果は魔法にかけられたように見事である』と述べている。 またアメリカン・レコード・ガイドは賞賛に満ちた批評を『この作品で得られる最高の録音の一つである。』と締めくくっている。」 - Album Description (amazon.comより,K.N.氏訳)
amazon.comによると発売は2001年のようで,長い間見逃していたようです。 私自身まだ入手できていませんが,楽しみな録音であります。


2004年12月12日(日)

更新情報


2004年12月 7日(火)

更新情報


2004年11月28日(日)

更新情報


2004年11月19日(金)

更新情報


2004年11月17日(水)

更新情報


2004年11月11日(木)

更新情報


2004年11月10日(水)

更新情報


2004年11月 8日(月)

更新情報


2004年11月 6日(土)

新譜情報

欧州系のアマゾンで出ているのを見つけました。 10月25日に発売されているみたいです。 詳細不明です。 メネセス氏は1993年にPhilipsに録音をしていますが,これとは別の新録ではないかと思います(確証なし...ですが)。

それにしても,最近新譜ラッシュで...身が持ちません!(うれしい悲鳴)


2004年11月 5日(金)

新譜情報

これも,いつもお世話になっておりますhmv.co.jpからの情報です。 11月16日の発売となっています。詳細はよくわかりません。


2004年11月 4日(木)

更新情報


2004年10月31日(日)

新譜情報

これも,いつもお世話になっておりますCDショップ カデンツァからの情報です。 カデンツァのホームページで「ギユマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12のカプリス」(E-048)と「無伴奏ヴァイオリンのためのアミュズマン」(E-054)で古楽ファン, 無伴奏ヴァイオリン・ファンの注目を集めたコリャールによるバッハが登場」と紹介されています。 レーベルのホームページがありますが,不思議なことにこちらにはまだ情報が掲載されていません。


2004年10月29日(金)

更新情報


2004年10月25日(月)

新譜情報

いつも利用させていただいているhmv.co.jpのニュースレターで発売を知りました。 その他のショップでも情報が掲載されていることを確認しました。 alapage.comやfnacを見ると,すでに発売されているようです。 ガッティ氏の演奏は聴いたことがありませんが,以前から発売になると噂に聞いていて楽しみにしていたものです。 待ち遠しいです。


2004年10月23日(土)

更新情報


2004年10月20日(水)

更新情報


2004年10月18日(月)

発見盤情報

レーベルのホームページにCDの紹介があります。 詳細はよくわかりませんが,写真を見る限り若手の演奏家のようです。


2004年10月16日(土)

新譜情報

9月30日の編集日録でご紹介しておりました,アニシモワ盤のVolume 2が数日前からCD Babyに出ています。 これで全集として揃います。


2004年10月15日(金)

更新情報


2004年10月12日(火)

更新情報


2004年10月 5日(火)

新譜情報

いずれも,いつもお世話になっておりますCDショップ カデンツァからの情報です。

無伴奏ヴァイオリンのフェルナンデス盤は,すでにVol.1を取り上げていますが,そのVol.2の発売です。 録音は2002年6月とのことですので,Vol.1と同じ時期の録音のようです。 レーベルのホームページには,まだ情報が掲載されていません。

クラレット氏の無伴奏チェロ組曲は,2回目の録音。 実はクラレット氏の公式ホームページ(なぜか日本語!)に,以前から掲載されており, ずっと探していたのですが,やっと日本にも入ってくるようです。


2004年10月 4日(月)

更新情報


2004年 9月30日(木)

発見盤情報

いずれもCD Babyという通販サイトでの発見盤です。

無伴奏ヴァイオリン:ターニャ・アニシモワ盤は,なんと!チェロによる全曲盤です。 バッハ無伴奏チェロ組曲も全曲録音しています。 Volume 1は発売済みですが,Volume 2はこの9月発売で,現時点でまだCD Babyに出ていません。 アニシモワ氏の公式Webページがあります。

無伴奏ヴァイオリン:エリオット・フィスク盤は,ギターによる全曲盤です。 フィスク氏の公式Webページがあります。 フィスク氏は,他にもバッハのヴァイオリンソナタパガニーニのカプリースなどの録音があります。

無伴奏ヴァイオリン:Nokuthula Ngwenyama盤(どう日本語表記したらいいのか?)は,ヴィオラとギターでの演奏です。 ギターはミヒャエル・ロング(Michael Long)という人が弾いています。 パルティータ第一番は最初にギター,Doubleをヴィオラ(ヴィオラ・スコルダトゥーラと書いてある!)で, という具合に交互に演奏するという変則的な構成になっています。 パルティータ第二番はヴィオラだけのようです。

無伴奏チェロ:トビアス・ワーナー盤は第一番,第三番,第四番の選曲盤です。


2004年 9月29日(水)

更新情報


2004年 9月26日(日)

発見盤情報

いつもお世話になっておりますCDショップ カデンツァからの情報です。 スペインでの録音のようです。 詳細はよくわかりません。


2004年 9月23日(木)

新譜情報

コウベレックスのホームページに掲載されていました。 新譜と言いますか,発見盤に近いです。 すでに発売されているようです。


2004年 9月22日(水)

更新情報


2004年 9月19日(日)

クアドロマニアの4枚組ケース
2004年5月17日の日録で,クアドロマニアで使用されている4枚組のケースについて, 一般に売っていたらいいのに...ということで取り上げていましたが,ある方から「売ってるよ」という情報をいただきました。 【楽天市場】エイドリバーCDショップというお店で扱っておられます。 そのうちに手に入れてみたいと思います。 貴重な情報有り難うございました。


2004年 9月15日(水)

更新情報


2004年 9月13日(月)

発見盤情報

久しぶりの無伴奏ヴァイオリンの発見盤です。 ご本人の公式ホームページがあります。 フィッシュバッハ氏は,現在メトロポリタン歌劇場管弦楽団のヴィオラ奏者?!とあります。 このCDは,記載内容から自主製作盤と思われます。 公式ホームページからリンクされているcdbabyという通販サイトから購入できるほか,amazon.comでも購入できます(私はこちらから買いました)。


2004年 9月12日(日)

更新情報


2004年 9月 7日(火)

更新情報


2004年 9月 6日(月)

更新情報


2004年 9月 2日(木)

新譜情報

いずれもhmv.co.jpのニュースレターからです。 天満敦子さんの全集は,11月3日発売とのことです。 詳細不明です。

山下和仁さんの全集は,11月24日発売。 15年ぶりの再録音とのこと。 SACDハイブリッド。 hmv.co.jpのホームページでは,2004年10月3-8日,秩父ミューズパーク音楽ホールでの録音とあります(まだ録音していないのか?)。


2004年 9月 1日(水)

更新情報

パルティータ第二番が納められていますが,以前に掲載したEMI盤と同じ演奏だということがわかりましたので,EMI盤のところに追加しました。 また,この機会に聴き直し,EMI盤の感想も更新しました。


2004年 8月30日(月)

更新情報


2004年 8月27日(金)

発見盤情報

サキソフォン1本による全曲録音です。 レーベルのホームページに紹介があります。 ダウンロード販売とCD-Rによる販売の両方があります。 (K.N.さんからの情報をいただきました。有り難うございました。)

私はCD-R盤を購入したのですが,最初送られてきたものは曲順がデラタメだったり,1楽章欠けていたり,MP3のデコードエラーのようなひどい音だったり, と,とんでもない代物でした。 不良品だと文句をつけたところ,製作システムに問題があったとのことで,正しく焼き直した物を送り直してくれました。 不良品が届いたときには本当に失望しましたが,クレームに対する対応には誠意が感じられました(送り直すと連絡があってから届くまで約1ヶ月かかりましたが...)。


2004年 8月24日(火)

更新情報


2004年 8月22日(日)

新譜情報

9月22日の発売のようです。 無伴奏フルートBWV1013のヴァイオリン編曲版が併録され,どうも2枚組になっているようです。 (以上,レコード芸術9月号,および,hmv.co.jpより)。 先行して発売されていたソナタ集が素晴らしかったので,発売が本当に待ち遠しいです。


2004年 8月14日(土)

発見盤情報

レーベルのホームページに紹介があります。 ダルムシュタット氏は1952年生まれ,ドイツ,Halle/Salle出身。 バロックチェロによる演奏で,Reinhard Ossenbrunnerが製作した3本のチェロを使い分けているようです。


2004年 8月12日(木)

更新情報


2004年 8月 8日(日)

更新情報


2004年 8月 7日(土)

更新情報


2004年 8月 6日(金)

更新情報


2004年 8月 4日(水)

更新情報


2004年 8月 2日(月)

更新情報


2004年 7月30日(金)

更新情報


2004年 7月27日(火)

更新情報


2004年 7月24日(土)

発見盤情報

K.N.さんから情報をいただきました。 なんとユーホニウムによる無伴奏チェロ組曲です。 www.euphplayer.comというサイトに情報があります。 無伴奏チェロ組曲第1番,第5番の他に,パルティータBWV1013(フルートソロ)とパルティータ第2番BWV1004(ただしシャコンヌがない)が納められています。 Music For Brassというサイト経由でccnowから購入できます。


2004年 7月22日(木)

更新情報


2004年 7月16日(金)

更新情報


2004年 7月12日(月)

更新情報


2004年 7月 9日(金)

更新情報


2004年 7月 7日(水)

更新情報


2004年 7月 4日(日)

更新情報


2004年 7月 2日(金)

更新情報

「シャコンヌへの道〜無伴奏ヴァイオリン・リサイタル」と題された寺神戸さんのこのCD,テレマンとしては2曲しか入っていませんし, 今更私がコメントするまでもないとは思いましたが,やっぱり取り上げねば,と思って掲載しました。 (でもやっぱりちょっと恥ずかしい...)

私は特に寺神戸さんの演奏する長調の曲が大好きです。 例えばこのCDの中のバルツァーの曲,思わぬ宝物に出会った気分です。 そして極めつけが最後のガヴォット。 寺神戸さんが解説書の中で「重厚なシャコンヌのあとのお口直しとして...」と書かれていますが, これまた最高に楽しい! お口直しだなんてとんでもない。

私は常々バッハの無伴奏チェロ組曲をヴァイオリンで全曲録音してくれる強者が現れるのを密かに待っているのですが, このガヴォットを聴いて,さらにその気持ちが強くなりました。 チェロの聖域を侵してはいけないというタブーがあるのか,ヴァイオリンで実際に全曲弾いてみるとやっぱりショボくて聴いてられないのか, 録音が現れないのにはそれなりの理由があるとは思うのですが... でもやっぱり聴いてみたい。 バッハの曲は,オリジナル以外の楽器での演奏を許容する懐の深さを持っていると思いますし, ヴァイオリンならではの味のある演奏ができるはずです(寺神戸さんのガヴォットが証明しています)。 ショボくてもいいじゃないですか! 誰か私に無伴奏チェロ組曲ヴァイオリン版を聴かせてー。


2004年 6月29日(火)

更新情報


2004年 6月27日(日)

更新情報


2004年 6月22日(火)

更新情報


2004年 6月20日(日)

累計50,000アクセス到達! 有り難うございます
いつも当サイトへのアクセス有り難うございます。 累計50,000アクセスに到達しました。 最近(といいますかずっとなのですが)仕事が忙しくてなかなか腰を落ち着けて更新することが出来ず, 大変申し訳なく思っております。 焦らずゆっくりコツコツと着実に続けていきたいと思っておりますので, 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


2004年 6月15日(火)

更新情報


2004年 6月10日(木)

更新情報


2004年 6月 4日(金)

更新情報


2004年 6月 3日(木)

発見盤情報

VOXが過去の音源をCD-Rで復刻して販売をするということを,何かの記事で読んだ記憶があるのですが, そこからラウテンバッハーの無伴奏が出ていたとは! 発見したときは興奮,狂喜してしまいました。 いつもお世話になっているN.H.さんから,「Schwannの1980年号にラウテンバッハーのVOX盤がレコード番号3Vox SVBX−526で載っている」と教えていただいたのが発見のきっかけとなりました。 有り難うございました。

米国以外からのオーダーはメールで,ということでしたので,早速オーダーメールを出したところ, 価格と支払い方法に関するメールがすぐに返ってきました(支払いはPayPal)。 支払い後,待つこと2週間,「発送したよ」というメールが届き,その数日後に無事手許に届きました。

マスターテープからきちんとデジタル化されたもののようで,CD化の音質は良好です。 CD-Rは,ホワイトラベルのものにインクジェットプリンタできれいに印刷されたもの, ケースに収められたジャケット(?)もインクジェットプリンタで印刷されたものでした。 解説書等は付いていません。 CD-R復刻で受注生産的なものであることを考えると,まあこんなもんかなと思います。


2004年 6月 2日(水)

更新情報

本編でも触れましたが,このCD,プリエンファシスがかけられており,データストリームのサブコードにはエンファシス情報が書かれているのに, TOC領域にはエンファシス情報が書かれていません。 CD-DA規格違反と言えるかどうかはわかりませんが,やっぱりおかしいと思います。 デノンのCDはエンファシスがかけられたものが多いようですが(特に古い録音),このようにおかしいディスクがたくさんあるようです。 私の持っている寺神戸亮さんのCD(アリアーレ)も,大半はこのパターンです。 私にとっては実害は全くないので別に構わないのですが...あんまり気持ちのいい話ではありません。


2004年 6月 1日(火)

シゲティ盤の録音年,ついに訂正される!?
もうだいぶ前に話題として取り上げておりました「シゲティ盤の録音年に関する疑問」の件ですが,進展がありました。 2004年5月19日にデノンより発売された「ヴァンガード名盤選」では, 録音年月が1955年〜56年になっています。 発売がキングからデノンに変わった際に,オリジナルの記載に従って訂正されたのではないかと推測します。 ということで,やっと国内盤も録音年月が正しく表記されるようになりました。 今後一般にも正しい認識が広がることを期待します(大げさな...)。 一件落着ということで。 (以上,K.N.さん,N.H.さんから情報をいただきました。有り難うございました。)


2004年 5月27日(木)

発見盤情報

マルチンコフスカ氏はポーランド出身,現在パリ在住とのこと。 alapage.com, discPLUS等で扱いがありました。


2004年 5月26日(水)

発見盤情報

フォンタナローザ氏は,1968-1980年 Orchestra of the Paris Operaのメンバー, また1968年以降,ソリストとして,フォンタナローザ・トリオ,ノールマン・トリオ(Nordmann Trio)等の室内楽メンバーとして活躍とのこと。 ディスコグラフィを見ていると,1977年にもバッハの無伴奏チェロ組曲をリリースしているようです(こちらは未発見)。 alapage.comやfnac, cdmail.fr等フランス系のショップで扱いがありました。


2004年 5月25日(火)

更新情報


2004年 5月23日(日)

更新情報


2004年 5月22日(土)

発見盤情報

いずれも,いつもお世話になっているCDショップ カデンツァで見つけました(発見盤というほどではないですね)。 スコツィツ氏(「スコチッチ」という表記も見かけます)は,オーストリア出身のチェリスト。 元ウィーンフィルのメンバーで,ウィーン・フィルハーモニー室内合奏団の創設メンバー。 モニゲッティ氏はロシア出身,モスクワ音楽学校でのロストロポーヴィッチの最後の生徒とのこと。 第5回チャイコフスキーコンクール(1974年)第2位入賞。 シュクドリーク氏のCDは,それぞれの曲を異なる楽器,異なる場所で録音されています。


2004年 5月21日(金)

更新情報


2004年 5月19日(水)

発見盤情報

SBさんから存在を教えていただきました。 有り難うございます。 amazon.de等で見かけます。 どうもVol.2(SST 31106, No.1,2,6を収録)があるようで,これで全集になりますが,オンラインショップでは見かけません(SBさんも探しているとのこと)。 求む!情報。


2004年 5月18日(火)

更新情報


2004年 5月17日(月)

発見盤情報

  • [発見盤] バッハ無伴奏ヴァイオリン:コンラッド・フォン・デア・ゴルツ(Conrad von der Goltz) (membran 録音不明) (s1,3,p2,3)
  • [発見盤] バッハ無伴奏チェロ:ヴィクトール・ヨーラン(Victor Yoran) (membran 録音不明) (No.1,2,3,5,6)

「クアドロマニア(Quadromania)」という4枚組のセットです。 レーベルのクアドロマニアのページがあります。 カタカナで書いてあるところが笑えます。 無伴奏ヴァイオリンの方で"Sonata No.1 BWV1003"と書かれていますが,BWV1001の間違いです。 amazon.deやjpcで扱っているようです。 4枚組としては破格の値段に思います(送料の方がずっと高い!)。 それにしても,せっかく4枚組なのだから,どちらも全集にして欲しかった! なんでこんな半端な選曲にしたんでしょう? ちなみにヨーラン盤は以前CascadeレーベルのNo.1,2を入手していましたが,同じ録音のようです。

このクアドロマニアですが,4枚組のケースがまた秀逸です。 普通のCDケースの2割り増しくらいの厚さにきれいに4枚収まっています。 こんなケース,一般にも売っていたらいいのに...


2004年 5月14日(金)

更新情報


2004年 5月12日(水)

更新情報


2004年 5月11日(火)

発見盤情報

  • [発見盤] バッハ無伴奏チェロ:ヴィーラント・クイケン(Wieland Kuijken) (Arcana 録音不明) (全集)

詳しい情報はわかっていません。 Arcanaはフランスのレーベルのようで,amazon.co.ukの他,フランス系通販サイトでも見つかりました。 今年の2〜3月の発売のようですので,新譜かもしれません。 3枚組のボックス・セットで,ガンバ・ソナタがカップリングされているようです。

ヤン・スラヴィク盤続報: SBさんから情報をいただきました。有り難うございます。 5月8日に,Vol.2が見つからない,と書きましたが,Vol.2はガンバ・ソナタとのカップリングで出ており, 残り3曲のうちの1曲か2曲が収録されているということです(DK-0067)。 ただ,SBさん自身もこのCDを探しているが見つけられていない,ということでした。

Wen-Sinn Yang盤続報: alapage.comとdiscPLUSという通販サイトで注文出来ましたが,どちらもメーカー在庫切れ,今のところ再入荷の目処なし,とのことでした(涙)。 気長に再プレスを待つことにします。


2004年 5月 9日(日)

更新情報

発見盤情報

Wen-Sinn Yang氏はスイス生まれの台湾人チェリストで,バイエルン放送交響楽団のトップ奏者ということです。 alapage.comやcdmail.fr等で発見しましたが,どうも廃盤のように思えます。 求む,情報!


2004年 5月 8日(土)

発見盤情報

  • [発見盤] バッハ無伴奏チェロ:ヤン・スラヴィク(Jan Slavik) (Diskant DK-0060-2 2001年録音) (No.1-3)

最近見つけたCD,皆さんから教えていただいたCDなどを順次紹介していきたいと思います。 別に珍しくないもの,入手可否のわからないもの,今更何をいってんだ,というのもあると思いますが,ご了承下さい。

スラヴィク氏はチェコのチェリスト。 モイゼス四重奏団の創設メンバーであり, 現在ザルツブルク・モーツァルト・セレナーデ・アンサンブルのメンバーとのこと(こちらに紹介あり)。 発見盤というほどでもないかもしれません。 amazon.de, jpcなどで見つかりました。 タイトルにVol.1とあるのですが,Vol.2が見つかりません。

昔の録音評について
昨日,録音評に関して「これからも残響を厳しく批判していきたい」ということを書きましたが, 私がこんな考え方になったのは,無伴奏ヴァイオリンの録音評を書いていて, あまりにひどい録音が多いことにだんだん腹が立ってきたから,という経緯があります。 最初から残響を明確に意識して敵対視していたわけではありません。 そういうこともあって,昔に書いた録音評は,残響に関してかなり寛容だったと思います。 ということで,昔の録音評(特に評価点表示の青色の薄いもの)については,少なくともワンランク割り引いて見ていただきたいと思います。 バッハの無伴奏ヴァイオリンについては,いずれ聴き直しのサイクルに入っていきたいと思いますので,その中で是正していきます。 きっと全然違う評価になるのではないかと思います。


2004年 5月 7日(金)

更新情報

このCDの録音評ですが,かなり辛口表現になっています。 「なんだこいつは!」と思われる方もおられることでしょう(「またかよ」と思われる方も...)。 私の録音に対する考え方,なぜここまで残響を憎むのか,こちらの「録音についての雑言」を読んでいただければ, 少しはご理解いただけるのではないかと思います(賛同していただけるかどうかは別として...)。

正直なところ,録音はそんなに悪くありません。 世の中の多くの録音に比べれば,頭一つ抜きんでているのは間違いありません。 しかし,だからといって残響を許容する気持ちには到底なれません。 残響が再生音の立体感を形成する重要な要素であることは理解しますが,残響の功罪をきちんと理解し, バランスを見極めて取り入れないと,肝心な音楽そのものが失われてしまいます。 「残響さえ取り込んでおけば心地よく響くんだ」みたいな,勘違いも甚だしい録音のなんと多いことか! 一体リスナーに何を伝えたいんだ!と怒りが込み上げてきます(川畠さんのCDの録音のことを言っているのではありません,念のため)。 こんな劣悪な録音が一つでも減るきっかけになってくれればと思い,これからも残響を厳しく批判し,しつこく訴え続けていきたいと思っています。


2004年 5月 5日(水)

Webサイト開設2周年
バッハの無伴奏ヴァイオリンのページを最初に公開してから丸2年が経ちました。 よくぞまあここまで続いたものだと我ながら感心しています。 これもひとえに暖かく応援をして下さる皆様のおかげと感謝しております。 有り難うございます。 これからもこんな調子で地道にマイペースで続けていきたいと思います。 今後も何卒よろしくお願い致します。


2004年 4月28日(水)

更新情報


2004年 4月26日(月)

更新情報


2004年 4月24日(土)

更新情報


2004年 4月22日(木)

更新情報


2004年 4月21日(水)

更新情報


2004年 4月20日(火)

フレデリック・ペラシー氏新譜!
待望のペラシー氏の新譜が発売されました。 曲目は,シューベルト:ロンドOp.70,ソナタOp.162,ファンタジーOp.159, 共演は,日本人ピアニストの藤野ゆかりさんです。 実は3月中旬に発売されていたみたいで,1ヶ月も見逃していました。 ファン失格です。 alapage, fnacで入手可能のようです。


2004年 4月17日(土)

ワルツ堂復活!?
もう何時のことだったか忘れてしまいましたが,惜しまれつつ倒産してしまったあのワルツ堂,今日,新店「Walty(ワルティ)堂島」として復活したと,読売新聞夕刊に載っていました。 常連客の尽力とのこと,頭が下がります。 大阪のCD店のクラシック売り場が軒並み縮小されていく中,久しぶりに明るい話題です。 場所は大阪駅前第一ビル内とのこと。 大阪に行くことがあれば立ち寄ろうと思います。 タワーやHMVにはない独自の品揃えを期待します。


2004年 4月15日(木)

更新情報


2004年 4月12日(月)

累計40,000アクセス記念! エル・マクミーンのページ開設
いつも当サイトへのアクセス有り難うございます。 累計40,000アクセスを記念して,アコースティック・ギタリスト,エル・マクミーンのCDを紹介するページを開設しました。 また横道にそれやがって!と怒られそうですが,好きなんだから仕方がない,ということで何卒ご了承をお願い致します。

私のサイトにおいて,どのページがどれだけアクセスいただいているのか今まで調べていなかったのですが,この機会に調べてみました。 バッハの無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロが多いというのは予想通りだったのですが, 更新頻度の低いダロール・アンガーやナイトノイズのページにも少ないながらもアクセスしていただいているようで,これにはちょっと驚きました(更新が少なくてごめんなさい)。 今回開設したエル・マクミーンのページも更新ペースが遅いと思いますが,長い時間がかかっても更新を続け完成させていきたいと思っています。


2004年 4月 9日(金)

更新情報


2004年 4月 8日(木)

更新情報


2004年 4月 6日(火)

発見盤情報

これもK.N.さんから情報をいただきました。有り難うございます。 紹介記事があります。 自主制作盤でしょうか,購入はズロトキン氏ご本人との直接交渉になるようです(オンラインショップ等で見つからない)。 ズロトキン氏の父親はハリウッドボウルを創始したフェリックス・スラトキン氏,兄は指揮者のレナード・スラトキン氏だそうです(なぜ名字がちがうのか?)。 ちょっと驚きです。 演奏は,即興的装飾が特徴のようです。 どんな演奏なのか,非常に興味をそそられます。


2004年 4月 2日(金)

更新情報

川畠成道さんが2月にパルティータ第二番を含むアルバム「シャコンヌ」を発売されていたのに,恥ずかしながら昨日気がつきました...


2004年 4月 1日(木)

発見盤情報

詳しいことがよく分かりません。 alapage.com, jpc等で扱いがあるようです。


2004年 3月31日(水)

更新情報


2004年 3月29日(月)

発見盤情報

久しぶりの無伴奏ヴァイオリンの発見盤です。 レーベルのサイトに紹介があります。 「ポーランド生まれでフーベルマンの系統のシュテファン・ヘルマン,アルテュール・グリュミオー,ギュンター・ピヒラーに指導を受ける。 パガニーニ国際コンクール優勝。バッハ,モーツァルト,ベートーヴェン,ブラームスから現代作品までレパートリーは幅広いが, 同朋の作曲家カロル・シマノフスキーの演奏にはとりわけ定評がある。 その素晴らしい演奏はフーベルマン,ハイフェッツ,ミルシティンに例えられるが,彼女自身の個性もくっきりと刻んでいる。」 とのことです(K.N.さん要約)。

レーベルのサイトからも注文できるみたいですが,jpc, amazon.de等でも扱っているようです。


2004年 3月28日(日)

更新情報


2004年 3月25日(木)

更新情報


2004年 3月22日(月)

発見盤情報

K.N.さんから情報をいただきました。有り難うございます。 公式サイトがあります。 ディスコグラフィにバッハの無伴奏チェロが載っています。 プリート氏はメキシコ出身,MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業,多くの初演も手がける世界的なチェリストということです。 今のところ,どこで入手できるのかわかっていません。 他のCDはこのサイトから購入できるものもあることから,すでに廃盤になっているのかもしれません。 もし何かご存じの方がおられましたら情報をいただけるとうれしいです。


2004年 3月19日(金)

更新情報


2004年 3月18日(木)

発見盤情報

K.N.さんから情報をいただきました。有り難うございます。 レビュー記事がありました。 レーベルや品番が今ひとつ判然としません。 alapage.comで扱っているようです。


2004年 3月17日(水)

更新情報


2004年 3月14日(日)

更新情報


2004年 3月12日(金)

更新情報


2004年 3月10日(水)

更新情報


2004年 3月 9日(火)

更新情報


2004年 3月 7日(日)

更新情報


2004年 3月 5日(金)

更新情報


2004年 3月 4日(木)

更新情報


2004年 2月27日(金)

更新情報


2004年 2月26日(木)

更新情報


2004年 2月24日(火)

発見盤情報

LBさんから情報をいただきました。有り難うございます。 レーベルのホームページに演奏者の情報が掲載されています。 このホームページからも注文できるようですが,今ひとつ支払い方がわかりません(送料は安いのですが...)。 alapage.comでも扱いがあるようです。


2004年 2月23日(月)

更新情報


2004年 2月22日(日)

更新情報


2004年 2月20日(金)

更新情報

このCDは,amazon.comのマーケットプレイスで手に入れたのですが,届いたものを見てみるとケースにドリルで穴が開けられていました(怒!)。 元はアウトレット品だったのでしょうか。 しかし,商品紹介欄にはそんなこと一言も書いていませんでした。 ちょっとショックです... 海外からの買い物はいろいろありますねぇ...


2004年 2月19日(木)

更新情報


2004年 2月16日(月)

更新情報


2004年 2月12日(木)

更新情報


2004年 2月10日(火)

更新情報


2004年 2月 6日(金)

更新情報


2004年 2月 2日(月)

更新情報


2004年 2月 1日(日)

更新情報

久しぶりのヘンデルです(半年以上ぶり!)。 藤田容子さんのこのCD,確か持っていたはず...とライブラリをかき回して探しても見つからず, そうこうしているうちにとある中古店で発見,仕方なく確保しました。 持ち帰って解説書を開いてみると...赤や青の色鉛筆で書き込みが...(怒!そこのあなた!身に覚えがあるでしょう!)。


2004年 1月31日(土)

更新情報


2004年 1月30日(金)

更新情報


2004年 1月29日(木)

更新情報


2004年 1月28日(水)

NHKの「音楽映像アーカイブスの音声復元・改善の試み」
先日掲載しましたオドノポソフ盤について,映像の音声トラックからの復刻ではないかと書きましたが, これに関連して思い出したことがあります。
AES日本支部(Audio Engineering Society Japan Section)主催のAES東京コンベンション2001でのNHKの技術者の方による 「音楽映像アーカイブスの音声復元・改善の試み」というタイトルの発表です(2001年6月14日 セッションE「マルチメディア」)。 これは,NHKに保管されている貴重な音楽映像の音声の改善をどのようにやっているか,という内容の発表で,大変興味深いものでした。 せっかくの機会ですので,以下,簡単に紹介したいと思います。

NHKには,来日演奏家を中心に,過去放送した映像や音声の保存資料(アーカイブス)があるそうです。 1960年代末までの映像は,主に,ブラウン管の映像を16ミリ・フィルムに記録するフィルム録画方式(キネレコ,キネスコープ・レコーディングの略)で行われていたそうで, その音声トラックは光学式もしくは磁気のモノラル録音ということです。 経年変化の問題もありますが,それ以前に,S/N比,ひずみ,周波数特性など,音楽を録音するには本質的にクオリティが足りません。 また,音声がステレオ収録されるようになったのも,1980年代後半の1インチVTRの音声のPCM化や1990年代のデジタルVTRからということで, 1990年代に入るまでの音声は,クオリティが悪いか,モノラル音声であったということです。

一方,音声テープは,かなり古くからステレオの音源が残されているとのことです。 1950年代には,ラジオ第一放送と第二放送を同時に使った世界初のステレオ番組「立体音楽堂」などがあったそうです。 こういう中には,TV放送用と同時に収録されたものも残っているということで, 古い映像の音声トラックを,これらの音声テープで置き換えることによって,高音質化,ステレオ化といった改善を図ることができます。 これをいかにやってきたか,というのがこの発表の主旨です。

音声トラックを差し替えるといっても,頭出しできっちり揃えてヨ〜イドンでスタートしても,精度の問題で次第にずれてしまうので, 何らかの同期をかける必要があります(放送では時間基準は映像なので,音声の方を調整することになる)。 この発表では,映像に元々付随している音声と,別に録音した音声テープの音声の相互相関関数を計算し, その最大値(ピーク)から時間差を計算し,その時間差が小さくなるよう音声テープの速度をフィードバック制御する装置を開発し, 運用しているということでした。 ピッチ変動を人間の検知限以下に抑え込むなど,いろいろとノウハウがあるようです。

ただ,この装置も万能ではなく,相関関数に周期性が現れるような音声(同じリズムの繰り返し)や緩やかな持続音が継続するような音楽では, 装置による時間差の検出が困難になり,自動追尾が出来なくなるので,こういう場合には人力で調整するしかないということです。 すなわち,一方の耳で映像に元々付随している音声を,もう一方の耳で別に録音した音声テープの音声をヘッドホンで同時に聞き, その音像が常に頭の中心に来るように,音声テープの速度を手動で調整するということでした。 これはちょっと職人芸的です。

ということで,私たちが何気なく見ているNHKの過去の来日演奏家の映像ですが, こういったNHK技術陣の努力のおかげでより良いクオリティで楽しむことが出来るんだな, と感心すると同時に感謝しなければと思った次第です。 近年では録音テープがDAT化など,アーカイブスのデジタル化が進んできているそうで, 上記のようなことをデジタル領域で行う必要性が出てきたということでした。 現在,この発表から数年が経過していますので,現在ではそういったデジタル処理されたものも放送されているかもしれません。

参考文献:
「音楽映像アーカイブスの音声復元・改善の試み」,辻本 廉(NHK放送技術局),小宮山 摂(NHK放送技術研究所), AES東京コンベンション2001予稿集,pp.158-161,AES日本支部,2001年6月13日発行


2004年 1月27日(火)

30,000アクセス 有り難うございます
本日,30,000アクセスに到達しました。 昨年11/1に20,000アクセスに到達してから3ヶ月弱,思いもよらぬ速さでの到達に, うれしさと同時に大きなプレッシャーも感じております。 とはいえ,アクセス増が私の大きな励みになっており,これも皆さんのおかげと毎度のことながら感謝の気持ちでいっぱいです。 今後も地道に続けていきたいと思いますので,何卒よろしくお願い申し上げます。 (毎回同じコメントで失礼します)

新譜情報

クニャーゼフの録音は,Tritonレーベルのものがありましたが(これは国内だけの発売だったそうです), これはそれとは別の新録音ということです。 収録時間の関係で,何と3枚組とのことでした。


2004年 1月26日(月)

更新情報


2004年 1月25日(日)

過去に書いた記事(日録を含めて)の中で,これからも読んでいただければ, 思うものを「過去の記事へのリンク」に試験的にまとめてみました(このページの最初の部分にもリンクを作っています)。

昨日,ペラシー氏のブラームスがヤフーオークションに出品されていると書きましたが,めでたく落札されたようです。 私の記事を見て下さった方の落札だったらちょっとうれしいな,と思ったりしています。


2004年 1月23日(金)

更新情報

このペラシー氏のブラームス,現在ヤフーオークションに出品されているのですが,なかなか買い手がつかないようです(ペラッシーと表記されています)。 ファンとしてはちょっと寂しいです...


2004年 1月21日(水)

更新情報


2004年 1月20日(火)

音盤比較も昨年まで別ページに掲載していましたが,これも面倒なので日録に統合することにします(気が向いたら別ページに分けるか,インデックスを付けるか,するかもしれませんが)。

バッハ:無伴奏チェロ ロストロポーヴィッチ旧録音2種比較


(a) VICTOR盤


(b) VANGUARD盤

スペクトラムのピークホールド結果
(バッハ:無伴奏チェロ組曲第五番 ガヴォット)

最近,ロストロポーヴィッチの旧録音(第二番,第五番)を2種類,偶然にもほとんど同時期に入手しました。 聴き比べてみると音源は同じもののようでしたが,音質が少々異なりましたので,簡単にレポートしたいと思います。

VICTOR盤(VICC-2026 国内盤)は,解説書によると,メロディア原盤で録音はモスクワ,録音年不詳となっています。 一方VANGUARD盤(OVC 4083 輸入盤)では,録音はヨーロッパ,1956年頃の録音となっています。 どちらの録音も,ほぼ完全なモノラル(リサジュー図形が一直線になる)で,この点では一致しています。

まずは恒例のスペクトラム分析(ピークホールド)です。 全体の形が似ていることから同じ音源であることがここからも想像できますが,全体の周波数バランスが若干異なること, 13〜14kHz以上の帯域の伸びが異なる(ただしこの帯域に本当に楽器音の高調波成分が含まれているかどうかはわかりませんが)ことから, 聴こえてくる音質も異なるであろうことがわかります。 もっとも,この特性からどのような音であるか,善し悪しがどうであるかを判断することは難しいです(じゃあ載せるな!って声が聞こえてきそうですが...)。

次に聴き比べた印象です。 VICTOR盤はどことなく変な共鳴感(響きのある狭い部屋での演奏を,少し距離を置いて録音したような感じ)があり,音色に明らかに色が付いてしまっています。 また,一枚ベールを被ったようなヌケの悪さを感じます。 それに対してVANGUARD盤は比較的自然な音色であり,VICTOR盤で感じたようなヌケの悪さはありませんが, シャーというノイズが目立ち,また,やや音が粗く感じられます。 マスタリングする際の音作り(イコライジング?)の差なのか,テープのダビンク過程で起こった音色の変化なのか, このあたりは判然としませんが,音源が同じにしては,少々印象が異なります。

録音は残響の少ない環境で行われたようで,基本的な音の捉え方としては良いと思うのですが, やはり古い録音のため音質が古臭く,どちらの盤にしても,オーディオ的にも決して良いとは言えません。 どんぐりの背比べと言えなくもないです。 あえてどちらか選とすれば音色が自然で多少なりとも鮮明さのあるVANGUARD盤の方かな,とは思いますが。

VICTOR盤はすでに廃盤になって久しく,入手がしにくいですが,幸いにも高騰している様子はないです。 VANGUARD盤は現役盤かどうかはわかりませんが,amazon.comのマーケットプレイスで何枚も出ており,入手は比較的容易だと思います。

なお,演奏についてはまた後日「CDの感想」の方でコメントしたいと思います。


2004年 1月18日(日)

新譜・再発売情報
新譜情報等,昨年まで別ページで掲載していましたが,面倒なので日録の方に掲載することにします。 何卒ご了承下さい。

  • [新譜] バッハ無伴奏チェロ:マルク・コッペイ(Mark Coppey) (Aeon AE0316 2003年) (全集) 3月中旬?
  • [新譜] バッハ無伴奏チェロ:ジャン・ポール・ミナリ・ベラ(Jean-Paul Minali-bella) (Long Distance LD0480303) (No.1,2,3) (*アルペジーナ) 3月中旬?
  • [新譜] バッハ無伴奏チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(DVD) (東芝EMI TOBW3528) (全集) 3月3日
  • [再発売] バッハ無伴奏ヴァイオリン:モニカ・ハジェット(Monica Hugget) (Virgin 5623402) (全集) 2月末頃?

マルク・コッペイ氏はシュタルケルの弟子とのことです。

ミナリ・ベラ氏のCDはHMVに情報がありました。 演奏は「珍楽器アルペジーナ」によるものとのことです。 写真と簡単な説明も掲載されています。 見ているだけで気分が悪くなってきそうな形の楽器です...

ロストロポーヴィッチのDVDは,昨年12月28日の日録で書いたものの国内盤のようです。 日本語字幕を期待してこちらの方を手に入れたいです。 ハジェット盤は以前発売されていたものの廉価盤での再発売だと思います。


2004年 1月16日(金)

更新情報


2004年 1月11日(日)

ゼンハイザー(Sennheiser) ヘッドホン試用記
ヘッドホンは以前より日常的によく使っているのですが,いくつか試してきたものの,なかなか音質的に満足できるものがありませんでした。 良いものは結構高いので,そうそう試せるものではないのですが,幸いにも職場にヘッドホンがいくつかあり, それらを試させてもらったところ,「これだ!」と思ったのがゼンハイザーのHD600でした。 それ以来,すっかりゼンハイザーのファンになり,愛用するようになりました。 今のところ全く不満がなく,他のものを試してみたいとも思わなくなりました。 ということで,このゼンハイザーのヘッドホンについて簡単にレポートしたいと思います。 なお,ゼンハイザー製品は
ゼネラル通商で取り扱っておられます。

試用機種は,ヘッドホンのHD600, HD580 Precision, HD25, インナーホンのMX500, MX400, MX300です。

HD600 (オープンエアー)
ゼンハイザーの最高級品です(最近,HD650という上位機種が出たみたいですが)。 オープンエアで耳をすっぽり覆うオープンエアタイプです。 とにかく音のバランスが最高です。 音色に全く癖がありません。 透明感にも優れています。 それに加えて空間的な広がり,立体感があり,圧迫感がなく,ヘッドホンを使っていることが意識されません。 長時間の試聴も全く苦になりません。 やや地味な音質ではありますが,フラグシップモデルに恥じない,素晴らしいクオリティを持っていると思います。 インピーダンスが300オームあり,アンプを選ぶかもしれません。

HD580 Precision (オープンエアー)
ゼネラル通商のカタログから消えてしまっていますが,外観はHD600と似ており,価格が約半額の廉価版(それでも高い)です。 私が聴く限り音色,使用感ともHD600と同等です。 ブラインドで聴き比べたら,どちらか区別がつかないと思います。

HD25 (クローズド)
モニター用の耳載せタイプの密閉型です。 音色の印象はHD600と似ていますが,密閉型ということもあってか,中低域の量感,締まりがあります。 HD600に比べてやや音に粗さが感じられますが,解像感の高さはこちらの方が上だと思います。 細かいところまでしっかり聴きたいときに向いていると思います。 また,空間性はあまり感じず,ストレートに耳にガンガン入ってくる感じです。 耳載せタイプということもあって,長時間の使用はちょっとしんどいです。 また,ケーブルがスチールで硬く,ケーブルが何かに触ると,その振動がケーブルを伝わって耳に入ってくるのが欠点です。 さらに,作りが安っぽく,値段相応の質感がないのもマイナスです(せいぜい8,000円程度にしか見えない...)。 もの作りとしても今ひとつで,私が試用したものは,購入したときからビスが錆びていたりしました。

MX500 (インナーイヤー)
インナーイヤータイプです。 ケーブルの途中にボリュームが付いています。 ケーブルはY字型であり,国産に多い首の後ろ回したいプではありませんが,私はむしろこちらの方が好きです。 耳に入れる部分の大きさがやや大きめで,私の耳には少し大きすぎる感じであまりフィットしません。 音の出る部分がほとんどプラスチックで覆われており,極めて小さな穴がポツポツと開いているだけ, 本当にこれでまともな音が出るのか? と疑いましたが,しかし,聴いてみてその音質に驚きました。 音色の印象がなんとHD600と似ているんです(もちろん「印象」です。帯域もクオリティも実際には全くちがいます)。 すなわちバランスがとても良いということです。 さらに,解像感が素晴らしいです。 国産の多くのインナーホンとは一線を画していると思います。 ただ,人によってはちょっとザラザラしたように感じる方もいるかもしれません。 しかし,これが実売3,000円弱とは驚きです。

MX400 (インナーイヤー)
インナーイヤータイプです。 ケーブルの途中にボリュームがないだけで,ほとんどMX500と同等に思えます。

MX300 (インナーイヤー)
インナーイヤータイプの最廉価版で,実売なんと1,500円弱です。 音色の傾向は,上位機種のMX500, MX400とほとんど変わらないと感じます。 ケーブルの材質(被覆の材質?)が安っぽく,ケーブルがヨレヨレしていて,いつまでも折れ曲がりの癖が取れず, やや使いにくいです(MX500, MX400はすぐに癖が取れてピンとするので使いやすいです)。

ということで,私のヘッドホン遍歴もめでたく終わりを迎えました。 普段はHD580を使っています。 わたしがゼンハイザーにこだわるのは,音質の良さもさることながら,インナーホン含めて音色の統一感があり, ホームでもポータブルでも,使うモデルが変わっても違和感なく聴ける安心感があるからです(もちろん試した範囲だけですが)。 些細なことではありますが,私にとっては結構重要だったりします。

インナーイヤータイプは周囲の何人かの人にお勧めということで紹介しましたが, 概ね好評で,乗り換えられた方もいたようです。 ヘッドホンは高価ですが,インナーイヤータイプはMX500でも実売3,000円弱,MX300に至っては1,000円台前半ですから... ゼンハイザー恐るべし!です。


2004年 1月 9日(金)

更新情報


2004年 1月 8日(木)

更新情報


2004年 1月 6日(火)

更新情報


2004年 1月 3日(土)

あけましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年は当サイトのアクセス数も思いもよらぬほど激増し,充実感とともにプレッシャーをも感じるまでになりました。 本当にうれしいことです。 これも日頃からサイトに訪れて下さる皆様のお蔭です。 本当に有り難うございます。 心から感謝申し上げます。

本年も,バッハ無伴奏ヴァイオリン,無伴奏チェロ組曲を中心に今まで通り試聴記を綴っていきたいと思っております(一段落しかけておりますバッハ無伴奏ヴァイオリンの方は,そろそろ聴き直しのサイクルに入りたいと思っております)。 仕事の方の忙しさがさらに増しており,体調維持ということもあって,多少ペースダウンするかもしれません(すでにかなり落ちていますが...)が, 今までと変わりなくご愛顧頂ければうれしく存じます。

今年一年,皆様にとっても収穫の多い一年でありますように。